ダ・ヴィンチ研究の集大成

カーメン・バンバック(メトロポリタン美術館キュレーター)著、『レオナルドダヴィンチ再発見(Leonardo da Vinci Rediscovered)』 つ、遂に出ました『Leonardo da Vinci Rediscovered ( レオナルド・ダ・ヴィンチ 再発見)』。 世界的権威のひとり、ニューヨークメトロポリタン美術館キュレーター、カーメン・バンバックが、24年間の研究成果を結集させたすごい本です。4巻本、2350ページ! ニューヨークタイムズでは、ベストアートブックス2019年の一冊として選ばれていました。現在、パリルーブル美術館とロンドンナショナルギャラリーでダ・ヴィンチ没後500年記念展がそれぞれ行われていますが、そのカタログを合体させたよりも価値が高いと絶賛しています。 いまだに真贋が議論になっている『救世主(Salvador Mundi)』についても、科学的調査に基づいて書かれていて興味津々です。 イェールの大先輩である著者の偉業を心から称えたいと思います。 ゆっくり読んでからレビューします。