名画と関連づける練習

2018〜2019年にかけて爆発的に流行したツイッター(名画で学ぶ主婦業)をご存知でしょうか。 名画のシーンが、主婦ならでは「あるある」と関連づけてつぶやかれていたのです。 それをまとめた書籍も出版されています。 例えば、次のフェルメール『牛乳を注ぐ女』についてですと、「ボディーソープの詰め替え、結局、私がやっているな」とつぶやかれています。 ヨハネス・フェルメール、 『牛乳を注ぐ女』 、1687年頃、45.5 X 41 cm、アムステルダム国立美術館 芸術と日常的な行動を結びつけることに、顔をしかめる方もいらっしゃるかもしれません。 でも実は、この関連づけの行為は、クリエイティビティのためにとても有効な頭の体操です。と言うのも、クリエイティビティとは、「物事を関連づけて別次元に行く行為」だからです。 ツイッターではたまたま主婦業と結びつけたわけですが、どんな考えともつなげることができます。そして関連づけることは、発想を飛ばすために有意義です。 実際に絵を見ながらやってみると、アイディアがめくるめく湧いてきて、自分の創造力に感動していただけると思います。 例えば、次の この紀元前530年頃の壺を見て、何を関連づけますか。 黒絵式クラテール(ワインと水を混ぜるのに使用した壺)、紀元前530年頃、アテネ考古学博物館 2700年の時を経て、今年2019年の大事件と結びつけるかもしれません。そう、香港の反政府大規模デモですね。 関連づけには、フレキシブルな思考が必須です。アートは、それを鍛えるためのツールとして大変優れています。 参考:Kevin Grovier, ”The Most Striking Images of 2019.”